今日は歩き疲れた。普段しないこともしたし、普段履かない靴も履いた。時間を潰すために歩いた。疲れ果てたので、電車に乗り、椅子に座った。一息つきたかった。でも、座るや否や、臭うのだ。臭い。臭すぎる。まるでそれは歯を磨かれていない犬の息の臭いだ…

昨日、やっぱりそうだなと思った。何がって訳じゃないけど、いっぱいいっぱいになって何となくツラい、そんな毎日を頑張って生きている中で、心にぽっかり穴が空いたりする。でも私は大人なので、泣いたりしない。でも、心はとっくに大泣きしてる。好きな音…

ちょっと前だけど、山に登った。 私にとって登山は高尾山ぶりなもので、登山靴を前日に買うくらいには縁遠いものだった。 そもそも運動が好きじゃない。日常生活で働くというだけでヒイヒイしていて、休日は寝て過ごすような人間だ。 それが、友達に連れられ…

飲酒をすると、感情が増幅する。よく、酔っ払うと違う人格が出来るとか言う奴がいるが、あれは嘘だ。ないものが現れているのではなく、あるものが増幅しているのだ。甲州街道を歩きながら、誰も自分を見ていないことを良いことに、爆音で音楽を聴きながら泣…

仕事にしろなんにしろ、最近は何かと気にかかることが多過ぎて、空を飛びたい気持ちになっていた。小さい頃から疲れると空を飛ぶ夢を見る。もうじき見るだろう。 苦しいと思う心を自分で握りつぶして、自分を更に苦しめる癖がやめられない。ふと固く握ったそ…

最近友達が増えた。私にとってはとても前進だ。 人とうまくやるには、「正しさの証明をしないこと」、会社の人に言われたこの一言に、結構納得した。 今まで、自分にとって正しいかそれ以外かで物事を見てきた気がする。例えば浮気をした人を前に、どう思う…

自傷行為、私は臆病なので体を切り刻んだりはしないのだけど、心を切り刻むことはするかもしれない。心を切り刻み、それでも健気に生きてる自分が可哀想と思うことで、何とか心を保つというか。「それ分からない」「それ嫌だ」言えれば良いのに、言えない、…

私は6年離れた妹がいる姉だ。長女と歳が離れているからか、妹は、両親含め何歳になっても赤ちゃんのように可愛がられている。その甲斐あって妹はその典型のように育った。妹はやっとこさ自分で働いて貯めたお金でステキなマフラーを買った。さぁそれを巻こう…

曇った空に、赤や黄色、青や緑のネオンがチカチカと反射する道を歩いています。異国の言葉が飛び交って、煙草や食べ物が混じる冷たい風が吹きました。なんとなく角を曲がって狭い裏路地に入ると、座る男がピューっと口笛を吹きました。耳をつんざくような通…

しんどいという感覚を握りしめているときがある。ライナスの毛布みたいに。早く手離したいのに、頑なに握りしめている。握りしめていないと、しんどいという感覚で押し潰れされてしまいそうな気がする。でも、ふとした瞬間で、いとも簡単にそれを手離す。あ…

高校生の修学旅行の感想文で、こんな作文を書いたことを思い出した。 私は無宗教なのに、なぜ無条件で寺や神社を見せられて、手を合わせるんだろう？分からなかったので、自分なりに考えてみた。ガイドをしてくれる社会の先生の話を聞くうちに、気付いたこと…

60歳くらいになっても、黒いバケットハット被って、長い三つ編みして、デカい黒いシャツにモノクロの柄のパンツを履いて、黒の厚底のスニーカーで、ダンスフロアでDJの流すファンクに合わせて上手にダンス踊る。 自分の娘くらいの年齢の人なんかよりずっと全…

駅に帰った後。雨が降っているのに傘がない。そして家に帰るには物足りない気持ちだったから雨宿りに寄り道した。屋根のあるところを当てもなく歩いて、夕暮れみたいな色の「よりみち」と書いてある看板に吸い込まれて古いドアを開けた。天井には星座のよう…

ある映画を観た。映画を見ている途中からずっと同じ曲が耳の中で繰り返した。もうその瞬間は二度とやってこないから、この衝撃を忘れたくない。この衝撃そのまんま、いつまでも、心の中で鳴っていてほしい。そう思いながら、イヤホンを耳に入れることなく帰…

大体いつも「大丈夫です」「平気です」「はい」そればっかりだ。心の底では辛いしんどい無理なのに。他人の手を煩わせたくない、そんなことで落ち込まない、迷惑かけないんだ、いつもそんなしょうもないプライドを守って、衝突を避けた。そんなことをしてい…

今年は、思うがままに、自由にいきます。 よろしくお願い申し上げます。

という建物が「死ぬ」。（建築当時は）政治家の黒い金が相当動いていたという件やら今の建築基準法やら、時代の変化やらで、もう同じものは建てられないという。 生きていた頃のニューアカオは知らない。しかし、確かにもう死んでいた。隠しきれない客室の床…

昔は殆ど話さなかった父と最近は話をしている。今日は絵について、話した。私が昔美大に行きたいと言っていた時に父に「食って行けない」と大反対にあったのだが、当時は理由がよく分からなかったそれの話もした。 当時のことを『「食って行けない」と言って…

どんなに満たされていようが、人の心ってものは、ふとしたきっかけでどうしようもなく寂しくなる時がある。例えば体調が悪い時。転んで膝を振り向いたら絆創膏を貼れば良いけど、心が寂しい時は何をすれば良いの？空いている穴を元通りに埋めたくても、何で…

作品の中で個々人のキャラクターや心情が分かるように伝えるもので、文芸とはそれらを考えさせる余地を与えるものだということを聞いた。なるほど。私が徒然と書いているこれは、自分からするとエンタメでしかないけれど、読む人からするともしかすると文芸…

トランプが分からない。小学生じゃあるまいしとあまり言い出せないまま23になったので数の順番ですら分からない有様。そんな私は昨日、友達と大富豪をした。 皆が言ってる意味が分からない。皆盛り上がって何か「革命」とかなんかやたらカッコつけて言いなが…

熱海で一泊して、下田方面へ行って海見て洞窟見てさぁ帰ろうかと思った時、「ピンクショー実演中」が目に入り、手招かれた気がして思わず入った。四肢の爪先までが意思を持って踊ってた。迷いのない動き。曲に合わせて踊っていたが、曲の意味や踊りの内容よ…

鮮やかな赤の血尿を出した時、深夜1時近く、賃貸のせっまいトイレの中で人生で初めて「死ぬ」と思った。明確に死を意識したのは初めてで、怖くて泣いた。次の日はおじいちゃんのお墓参りに行く予定だったけど、母に行けない旨を連絡して、「だけど大丈夫」と…

大学生が終わって2年くらい経った今、ようやく大学生活はすごく楽しかったなと思った。初めて何かを「楽しかった」で締め括ることができた。勝手に１つのレコードが仕上がったみたいな感じ。レコードには１つ、名前が付けられる。その名前は変えられない。だ…

大して何も考えてないのでこうなる。空元気を元気と勘違いしてる。こんな時に食べる昼飯は何でもクソ不味い。あんなに寝るのが好きだったのに、寝られない。風呂でさえ歌わなくなった。でも、明日こそ「出る」はずだと朝早くパチ屋に並ぶ気概だ。出るぞ、確…

あぁ〜うめぇ〜。

毎日の小さい幸せとかない。そんなことにわざわざ気付かないといけないのクソめんどくさい。今日はもうほんと何してもダメ〜、今日はちょっと調子良くない？、今日超いいじゃん最高！！、それしかない。ダメな日の次の日は絶対楽しいにするぞと意気込むし、…

行ってた期間はとても短いのに、日常の中で何だかものすごくたくさん思い出すことがある。車を動かせるようになる、そのことが私にとってとても大きい壁のように思えていた、それが出来るようになった、そんな経験が心の中に深い印象を与えているのかもしれ…

最近は何かを考える暇がない。もういっぱいいっぱいになったので実家に帰って、美味しいご飯を食べて、ソファで寝て、カーペットで寝て、浴槽で寝て、湯船の水が冷たくなって起きることしかしなかった。そういう、何するでもないが、「自分1人の時間」が欲し…

疲れると買い物をする。家の中に置くものから洋服、大きな金額を支払うとその分大きい喜びが得られるような気がしてやめられない。買う分売るので、家中のものがどんどん新しいものに変わって具体的にはありもしない理想に近づいて行く。最近はそういうこと…